【御厨政談】政治改革の幻想と現実 Part3「 果たして私たちは「改革・改善」できるのか? 」
安倍・菅内閣の終焉と岸田内閣の施政を巡り、「政治」を」巡る議論が喧しくなる一方で、この先に目指すべきものは見えて来ません。平成の幕開けとともに、選挙制度改革をはじめ、新しい政治と官僚機構の姿を求めて取り組まれた「政治改革」は何を成し遂げ、何が出来なかったのか? そして日本はこれから目指すべき新しい未来像があるのか? 米欧各国でも政治の迷走が続くようにも見える中で、第一回では平成〜令和の政治改革のキ-マンが振り返りながら、それぞれの評価を語ります。
御厨氏は日本の政治学者であり、オーラル手法による政治分析の第一人者。TBSの名物番組「時事放談」の司会を2007年~2018年まで務めた名対談者でもあります。この「御厨政談」は、「時事放談」の良いところを受け継ぎながら、TVや既存メディアでは難しい対談・政談を行うものです。
シリーズは3日に分けて創発チャンネルで更新します。創発チャンネル登録お願いします!
御厨政談シリーズとは?
ホストである御厨貴氏の幅広い知見と人脈をフルに活かして、政界はもとより、経済界やメディア、芸術界で活躍される方々と自由な話題で語って頂きます。また、広告に制約されない創発チャンネルならではの利点を活かして、先入観や制約や忖度にとらわれない闊達な議論が展開されます。
過去の「御厨政談シリーズ」はこちらよりご覧いただけます。
https://youtube.com/playlist?list=PLQmlile5uE0ST4Yac7-ZVuWY2SxP2W2uY
【対談者のご紹介】
ゲスト
飯尾 潤
政策研究大学院大学教授
1962年兵庫県生まれ。
1986年東京大学法学部卒、92年同大学院法学政治学研究科博士課程修了、同年埼玉大学大学院政策科学研究科専任講師、93年同助教授、97年政策研究大学院助教授、2000年同教授(現在に至る)。
01-02年ハーバード大学客員研究員として滞米。09年-11年政策研究大学院副学長。
代表的な著書に、『改訂版 現代日本の政治』(放送大学教育振興会、2019年)『現代日本の政策体系:模倣から創造へ』(ちくま新書、2013年)『政局から政策へ:日本政治の成熟と転換』(NTT出版、2008年)『日本の統治構造:官僚内閣制から議院内閣制へ』(中公新書、2007年)『民営化の政治過程:臨調型改革の成果と限界』(東京大学出版会、1993年)などがあるほか、共著・論文等多数。
清水 真人
日本経済新聞 編集委員
京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004(平成16)年より経済解説部編集委員。
首相官邸、自民党、財務省、外務省など永田町と霞が関の取材経験は30年を超す。政治と経済、政と官を「越境」し、統治システムや政策決定過程を多角的に分析する。
著書に平成政治史を統治構造改革の論理から読み解く『平成デモクラシー史』(ちくま新書)のほか、『小泉進次郎と権力』(日本経済新聞出版社)、『財務省と政治』(中公新書)など。
2020年4月から広島大学大学院人間社会科学研究科特任教授。
松井 孝治
慶應義塾大学総合政策学部 教授
一般財団法人創発プラットフォーム理事
1960年、京都市生まれ。東京大学教養学科卒業後、通商産業省=通産省(当時)入省。
内閣副参事官、通産省大臣官房総務課法令審査委員等を経て通産省を退職。
参議院議員を2001年~2012年つとめ、その間、内閣官房副長官、参議院内閣委員長、民主党筆頭副幹事長などを歴任。
その後2013年より慶應義塾大学教授。
著書・論文に「総理の原稿」共著(岩波書店)、「『七人の侍』に学ぶ公務員制度改革論」(中公公論2021年2月号)、「「新しい公共」の国家をめざせ」(Voice2021年7月号)など多数
ホスト
御厨 貴
創発プラットフォーム 上席顧問
東京大学・東京都立大学名誉教授
東京大学先端科学技術研究センターフェロー
サントリーホールディングス株式会社取締役を務めるほか、東日本大震災の復興推進委員会や天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議の座長代理など数多くの公的委員会の委員等を務めてきている。
2018年に紫綬褒章受章
Twitter:
https://twitter.com/sohatsupf
一般財団法人創発プラットフォーム:
http://www.sohatsu.or.jp/