「御厨政談 スタート!!」

一般財団法人 創発プラットフォーム(代表理事 安延申:https://www.sohatsu.or.jp/)が、財団の上席顧問・東京大学名誉教授である御厨貴氏をホストとして「御厨政談」シリーズをスタートします。

創発チャンネル 「御厨政談シリーズ」を見る

御厨氏はTBSの名物番組「時事放談」の司会を2007年~2018年まで務めた名対談者。この「御厨政談」は、「時事放談」の良いところを受け継ぎながら、インターネット、YouTubeならではの自由度をフルに活かし、分野を問わず制約のない、自由な議論を行い、対談者の本音を引き出していきます。

第一回の対談相手は、元自民党総裁であり、財務相、国土交通相、法務相などの重要閣僚に加え、自由民主党幹事長、同政調会長などの要職を務められた谷垣禎一氏。谷垣氏は、「総理にならなかった」悲運の自民党総裁でしたが、その知見と優れたお人柄は広く知られた所であり、自民党総裁を辞せられた後も要請に応じ、内閣・党の要職を務められました。今回の対談では、安倍長期政権の評価と功罪、菅政権への課題、自由民主党の本質などについて自由闊達に語って頂きます。

【御厨政談シリーズの特徴】

ホストである御厨貴氏の幅広い知見と人脈をフルに活かして、政界はもとより、経済界やメディア、芸術界で活躍される方々と自由な話題で語って頂きます。また、広告に制約されない創発チャンネルならではの利点を活かして、先入観や制約や忖度にとらわれない闊達な議論が展開されます。

【シリーズの概要】

1.「御厨政談のご紹介(Vol-1)」

  • 当財団代表 安延の求めに応じて、御厨氏が、この「御厨政談」の狙いは何か、どんな思いを込めているかを自らの言葉でご紹介します。

Part1:2020年 12月9日(水) 20:00 公開
 御厨政談のご紹介:創発チャンネルで視聴

2. 谷垣対談―1:安倍長期政権をどう評価するのかを語ります

Part2 :2020年 12月9日(水)  20:00 公開
 御厨対政談 「谷垣vs御厨vol1:安部長期政権の評価は?」:創発チャンネルで視聴

  • 長期政権が続いた最大の意義は何か? 国際関係をキーワードに紐解く
  • 谷垣財務大臣時代のG7の経験はどうだったのか?
  • 内政でも外交でも5年くらいの期間がないと大きな課題は手をつけるのは難しい
  • 小選挙区制で目指したものと現実のギャップは何故起きたのか?
  • 周辺で支えた幹部・スタッフは長期政権でどう機能したのか?
  • 長期政権の功罪 人材スキルの向上と硬直化、後継人材難をどうしていくのか? 

3.谷垣対談―2:安倍政権で登場した諸課題への取り組みと成果を検証します

Part3:2020年 12月10日(木)  20:00 公開
 御厨政談 「谷垣vs御厨vol2:安部政権の論点(アベノミクス、安保法制、自民党)」 :創発チャンネルで視聴

  • アベノミクス
  1. 一定の機能と成果をもたらしたが、その成果を実感した地域は極く限定されている?
  2. コロナ禍の蔓延は、全ての光景を変えたのではないか?
  • 集団的自衛権と安保法制、憲法改正
  • 戦後における憲法9条の意義と日本を巡る現実の変化
  • 安保法制の成立は、一応の「準備体制を整えた」という意味で、意味のある実績と言えるのではないか
  • 安保法制では、政府・内閣は非常に丁寧だったが、最近は?
  • 安保法制成立に高村正彦議員の果たした枠割
  • 憲法改正は? 憲法を「読んで字のごとく」と考え、詰めていく意味は? 宮澤喜一氏は、憲法改正をどう考えていたのか?
  • 自由民主党論
  • 保守とは何なのか? 自由民主党は本当に保守なのか? 保守本流とは?
  • 日本の「保守」は、アメリカの「共和党」とは思想的に違う
  • 自民党は、リベラル/社会主義的発想まで取り込んできた。
  • 税・社会保障の一体改革と与謝野馨議員
  • 今の自民党の生臭い話
  • 岸田文雄議員と「花も嵐も踏み越えて」
  • 林芳正参議院議員の鞍替えの話は?
  • 二階俊博幹事長をどう評価するか? 後継はいるのか?

4. 谷垣対談―3:菅政権の利点と政権への期待

Part4:2020年 12月11日(金)  20:00 公開
 御厨政談1 「谷垣vs御厨vol3:管政権への期待と野党の現状 」 :創発チャンネルで視聴

  • 二世・世襲ではない総理への期待
  • 菅長期官房長官時代の実績がもたらした「圧迫感」を解消できるような叩き上げらしい血の通った政治を
  • 今の時代、「官房長官」の政治的地位が上昇している
  • 今の野党は「自社」時代の社会党のような「バックボーン」が見えない?
  • 今の国会で「与党の言いっぱなし」と「野党の各論の追求(いちゃもん?)」が常態になっているのは何故か?
  • 党首討論が行われなくなったのは、きちんとした「対案」がないためか?
  • これからのコロナへの対応の新しい形、コロナ対策の「正解」がどの国だったのかはあと1~2年しないと分からない。ここまでは、まずますの点が与えられるのではないか。
  • 今の時代は、「現役」の皆さんは胃が痛くなる状況。

【対談者のご紹介】

谷垣禎一 氏

創発プラットフォーム 上席顧問
第24代自由民主党総裁
弁護士、税理士
「東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会」名誉顧問

衆議院議員を12期務め、この間に、科学技術庁長官(第56代)、財務大臣(第3、4、5代)、国土交通大臣(第9代)、法務大臣(第93代)、自由民主党政調会長(第50代)、自由民主党幹事長(第47代)など政府及び自由民主党の要職を歴任。
2017年9月25日に政界引退を表明した。

御厨 貴 氏

創発プラットフォーム 上席顧問
東京大学・東京都立大学名誉教授 

サントリーホールディングス株式会社取締役を務めるほか、東日本大震災の復興推進委員会や天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議の座長代理など数多くの公的委員会の委員等を務めてきている。2018年に紫綬褒章受章