前原誠司 「民主党政権で実現しようとした改革とは」vol.1 創発PF・政策判断検証シリーズ9

「政策判断検証シリーズ」第9弾
前原誠司  民主党政権で実現しようとした改革とは(全3回)

民主党政権は、「マニフェストによる政策提示」、「官邸主導」、「官僚主体の政策決定プロセスの改革」など多くのテーマで改革に取り組もうとしました。今となって率直に評価すれば、そもそもの命題が正しかったのかというテーマもあれば、限られた時間ゆえに、十分な成果を挙げられなかったテーマもあります。ここでは、第一次民主党政権で、国土交通大臣、続いて外務大臣、民主党政調会長、国家戦略担当大臣などを歴任し、内閣、そして党の両方の立場で政権運営に携わり続けた前原誠司衆議院議員に、内閣の内、内閣と党、そして党内部といった複数の視点から、それぞれに、どのような問題があり、目指したものと現実のギャップがなぜ生じたのか、どのような相剋や葛藤があったのか、日本経済新聞の清水真人編集委員が切り込みます。

Vol.1:2021年1月12日(火) 20:00公開
前原誠司  「民主党政権で実現しようとした改革とは」 vol.1(創発チャンネルで視聴)

  • 民主党政権での意思決定を問
  • 国土交通省大臣としての意思決定の在り方
  • 官僚組織と政治家 調整・向きあい方
  • 内閣全体の横の調整の場は事務次官会議が廃止されたことにより閣僚懇談会へ
  • 官僚は意思決定の場から排除されたのか
  • 予算編成 党と内閣の関係と「小沢裁定」の背景と中身
  • 予算編成時大臣として大事にしていた事 マニフェスト・内閣一元化

Vol.2:2021年1月13日(水) 20:00公開
前原誠司  「民主党政権の政策決定 内閣VS党」 vol.2(創発チャンネルで視聴)

  • 高速道路無料化議論の雲散霧消とマニフェストへの思い
  • 内閣一元化の筈が・・・政策決定遂行時の違和感:辞表を胸に
  • 部会廃止による混迷と党と内閣、新人議員と大御所のズレ修復の苦労
  •  野田内閣政調会長時代 参議院の「ねじれ」による苦労と三役+α会議の機能

Vol.3:2021年1月14日(木) 20:00公開
前原誠司  「民主党政権の政策決定における葛藤」 vol.3(創発チャンネルで視聴)

  • マニフェストになかった消費税導入と社会保障税一体改革法案論争
  • 衆議院選挙と消費増税そして党内の大論争と紛糾
  • 「消費税増税」と小沢氏の政局の読み、そして前原政調会長の苦悩
  • 番外編 国家戦略担当大臣時代 「政府と日銀の連携の模索」
  • アベノミクスへ続く取り組み

インタビュアー 清水真人氏
日本経済新聞社 編集委員


1964(昭和39)年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004(平成16)年より経済解説部編集委員。首相官邸、自民党、財務省、外務省など永田町と霞が関の取材経験は30年を超す。政治と経済、政と官を「越境」し、統治システムや政策決定過程を多角的に分析する。著書に平成政治史を統治構造改革の論理から読み解く『平成デモクラシー史』(ちくま新書)のほか、『小泉進次郎と権力』(日本経済新聞出版社)、『財務省と政治』(中公新書)など。2020年4月から広島大学大学院人間社会科学研究科特任教授。

【今後の予定など】
この「政策判断検証シリーズ」は、主として平成の時代における重要な政策決定の場面場面で関わられた方々のお考えや解説を、出来る限り記録に残したいという思いでスタートしました。是非、皆様にも関心を持って頂き、フォローして頂ければ幸いです。